ホーム  > HYOEIライブラリー > なでしこ通信  > 脱脂粉乳(スキムミルク)

栄養コラム「なでしこ通信」

脱脂粉乳(スキムミルク)

美容食や子供の成長に適した食品です

牛乳から乳脂肪(クリーム)を分離したあとの脱脂乳から水分を除き、粉末状にしたものでスキムミルクともいいます。
乳脂肪が0.8~1.0%と少なくエネルギーも少ないのが特徴。また、脂質も少なくビタミンAはほとんどなく、タンパク質、カルシウム、ビタミンB2を多く含み、美容食や子供さんの成長には適した食品です。比較的安価な乳製品として、家庭や学校給食にとり入れられています。

保存方法

高温になるとタンパク質が変質しやすく、また吸湿しやすいので、開封したら口を閉じ、缶などに入れて冷暗所に保管し、なるべく早く使い切りましょう。

料理法

牛乳と同様に各種料理、製菓、製パン、ヨーグルト、アイスクリームなどの原料に用いられます。


栄養価を比べてみると

区分 エネルギー タンパク質 脂質 カルシウム ビタミンA ビタミン
B1
ビタミン
B2
脱脂粉乳大さじ2杯12g 43kcal 4.1g 0.1g 132mg 1μg 0.15mg 0.8mg
普通牛乳100g 67kcal 3.3g 3.8g 110mg 38μg 0.04mg 0.15mg

たんぱく質、カルシウム、ビタミンB2の働きは

たんぱく質

細胞の主成分として筋肉や血液となり、酵素、免疫、遺伝関連物質の成分として、またエネルギー源にもなり、不足すると体全体の機能が低下します。

カルシウム

体内のカルシウムは骨や歯に多く含まれ、じょうぶな骨や歯にするために必要です。筋肉の収縮や血液凝固、神経の情報伝達に関係し、不足すると骨量が減少して骨粗しょう症のリスクが高くなります。

ビタミンB2

糖質、脂質、たんぱく質が体内でエネルギーに変わるのをサポートし、皮膚、髪、爪などの細胞の再生を促し、発育や成長に関係している栄養素です。不足すると、口角炎、口内炎、皮膚炎など粘膜の炎症を起こします。


スキムミルクで簡単クッキング

スキムミルクとチキンのなかよし寄せ
材料
  • 鶏むね肉 240g
  • しょうが 1片
  • 粉寒天 2g
  • 粉ゼラチン 5g
  • <A>
    • スキムミルク 32g(大さじ3杯)
    • ミックスベジタブル 50g
    • サラダ菜 8枚
  • <B>
    • 水 3.5カップ
    • 酒 大さじ1
    • 淡口しょうゆ 小さじ1
    • 塩 小さじ1/3
    • こしょう 少々

作り方
  1. <B>を煮立てて薄切りのしょうが・鶏肉を加えて煮て、煮汁は漉す。
  2. ゼラチンは50mlの水でしとらせる。
  3. 1の煮汁3カップと寒天を溶かし、2と<A>を加える。
  4. 容器に刻んだ鶏肉・3を入れ、冷やし固める。
  5. 器に盛り、オーロラソースをかける。
    (オーロラソース = マヨネーズ[大さじ2]+トマトケチャップ[大さじ1])
栗とぶどうのミルク揚げ
材料
  • 栗の甘露煮 8粒
  • 巨峰(種なし) 16粒
  • スキムミルク 24g(大さじ2杯)
  • 天ぷら粉 50g
  • 冷水 50g
  • 揚げ油 適量
  • 粉砂糖 適量

作り方
  1. ぶどうは皮をむき、スキムミルクをまぶす。(種があれば崩さないように除く)
  2. 衣を冷水で溶く。
  3. 栗とぶどうを衣の中に入れ、爪楊枝で1粒ずつぶどうに衣を着せ掛けるようにしてつける。
  4. 衣がカラリとしたら引き上げ、重ならないようにして油を切り、盛り付けて粉砂糖をふる。

〔参考文献〕
「五訂 日本食品標準成分表」

栄養士科  菅原 正