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食ごよみ



12.メロン
網目の密度は甘さの目安

 ヨーロッパからきた「網(ネット)メロン」は、成長過程で皮のひび割れからの分泌物が層になり、表面が網目状になっています。網目がはっきりとして細かく、均等に広がっているものがおいしいようです。代表的なのがマスクメロン。一枝に1個だけを大きく育てます。価格が手頃なアンデスメロンやアムスメロン、果肉がオレンジ色の夕張メロンも仲間。また、インド・中近東原産のマクワウリや東アジアの雑種メロンをかけあわせた、いろいろな「メロン」が出回っています。
 利尿作用のあるカリウムが多く、高血圧の人やお酒を飲んだ後にもおすすめ。エネルギー源のブドウ糖、果糖、ショ糖を含み、また果肉が赤いメロンはカロテンも含んでいます。
 路地物は5〜8月が旬。温室メロンは、カロテンやビタミンCの含有量が劣るといわれています。果肉が少し柔らかくなったら食べ頃。切ったら、種をとりラップで密閉して冷蔵庫へ。
監修 小倉真理子 兵庫栄養調理製菓専門学校 栄養士科講師



11.トマト
オリーブ油に漬ければ保存も

 江戸時代「赤ナス」と呼ばれ、観賞用に栽培されていたトマト。昭和になり、食用として急速に広まりました。桃色、赤色、黄色、丸い、細長い、ミニ、中玉、大玉など種類はいろいろ。品種を問わず水分を極端に減らして栽培し、糖度を高めた「フルーツトマト」も最近よく見かけます。
 ビタミンAとなるカロテンが比較的多く、ビタミンCや、塩分の取り過ぎを中和してくれるカリウムも含みます。さらに、赤い色素リコピンには抗酸化作用があり、がんや動脈硬化を防ぐ働きがあるといわれています。カロテンやリコピンは油脂と共にとると吸収率が高まります。オリーブ油に漬けて長期保存できる「セミドライトマト」にして、パスタなどに利用してはいかがでしょう。
◆セミドライトマト◆
(1)トマトを適当な大きさに切り(プチトマトが最適)、オーブン皿に並べ、100度を目安に1〜2時間かけて、焦げないように乾燥させる。(2)塩をふりかけ瓶に入れ、オリーブ油を注ぐ。
監修 吉江明広 兵庫栄養調理製菓専門学校 栄養士科講師



10.アスパラガス
バランス良く含むビタミン類

 アスパラガスは一つの大きな貯蔵茎から、たくさん伸び出てくる若茎。ユリ科の多年草で、長いものでは10年以上収穫できます。気候にあまり左右されず、比較的栽培しやすい野菜。日本では北海道などで多く栽培されています。
 地上に20センチくらい出た茎を収穫するのがグリーンアスパラ。盛り土をして光を当てずに育てるホワイトアスパラは、以前缶詰が多く出回っていました。生は収穫後、苦みが出て早く味が落ちるので、あまり流通していません。
 太陽の光を浴びるグリーンアスパラの方が、ホワイトアスパラより栄養価は高く、ビタミンA、B1、B2、Cがバランス良く含まれています。中でもカロテン(ビタミンAの一種)は約50倍も含まれています。
 ラップなどにくるんで冷蔵庫で立てて保存を。切り口から栄養分が流出しないように、1本そのままゆでましょう。油と合うので、いため物やフライでもどうぞ。
監修 安見博志 兵庫栄養調理製菓専門学校 調理師科講師