コラム&レシピ
コラム(なでしこ通信) コラム(健食楽) レシピ一覧・検索
TOP > コラム(食ごよみ) > 牡蠣(かき)・りんご・大根

食ごよみ

 

6.大根
食物の消化助け 葉も栄養豊富

 江戸時代の記述に、「最も品種の多い野菜とある「大根」ですが、現在出回っているのは根の上部が淡い緑色をした青首大根がほとんど。全国で時期をずらし生産され、年中、流通しています。
 ビタミンCが豊富。でんぷんを分解する「ジアスターゼ」をはじめ、消化酵素を多く含みます。ただし、ジアスターゼは熱に弱いので、大根おろしがお勧め。油ものの消化も助けてくれます。さらに、豊富な食物繊維の整腸作用が便通を整えます。頭の部分は繊維が多いので、細かく刻んで酢の物、サラダなどに。柔らかく太さが均一な真ん中は、おでんやふろふきに、最も辛い先端はおろしに向いています。根の先はシミ抜きに。切り口で布をとんとんたたくと、酵素の力できれいになります。葉にもビタミンC,カルシウム、鉄分、食物繊維、体内でビタミンAに変化するβ−カロテンも豊富。葉が根の水分を奪い、鬆(す)がはいらないように切り離して保存しましょう。

監修 川上佐知子 兵庫栄養調理製菓専門学校 調理師科講師



5.りんご
低温貯蔵で年中食べられる

 涼しくて雨が少ない東北から信州にかけて育つりんご。明治時代にアメリカから入ってきた赤くて丸い紅玉と国光は酸味が強く、甘くて柔らかいデリシャスに次第に取って代わられます。その後、交配、品種改良が進み、ふじ、ジョナゴールドをはじめ、おいしいりんごが生まれました。サンと付くものは、収穫前に早めに袋をはずすので、見かけは悪くても、太陽の光をいっぱい浴びています。
 りんごの多くは秋に収穫、後熟(収穫後に成熟させること)して出荷、または低温貯蔵されて順次出荷され、一年中食べられるのです。ビタミンCや、塩分の排出を助けるカリウム、皮には食物繊維、食べ頃のりんごには整腸作用のあるペクチンなどが含まれます。堅くてお尻の部分に赤みのあるものを選びましょう。空気に触れると酵素の作用で変色します。切ったらうすい塩水かレモン汁にくぐらせると防げます。

監修 飯田耕太郎 兵庫栄養調理製菓専門学校 調理師科・製菓衛生師科講師



4.牡蠣(かき)
鉄、亜鉛、ビタミンB12が豊富

 冬が旬でおなじみの牡蠣、マガキは比較的波が静かな湾内育ち。春が近づき水温が上がると産卵期で味が落ち、細菌も増殖するので中毒を起こしやすくなり、英語のRのつかない月(May,June,July,Augustの5〜8月)は食用に適さないのです。夏が旬の丸みをおびたイワガキは、深海育ちで生育に時間がかかります。牡蠣は西日本では広島・岡山・兵庫、三重、東日本では宮城が代表的な産地。
 造血作用のある鉄・ビタミンB12・葉酸や、免疫力を強化し味覚を正常に保つ亜鉛が豊富。牡蠣料理に付きもののレモンのビタミンCは鉄の吸収を高めます。造血作用のあるホウレンソウをいためものやグラタンに加えると、さらに貧血予防に効果があります。
 フライに飽きたら、小麦粉・粉チーズ・卵・パセリのみじん切りを混ぜ合わせた衣を付けてピカタで、旨み成分のタウリンやグルタミン酸を逃さず、レモン汁をかけていただきましょう。

監修 富川美紀 兵庫栄養調理製菓専門学校 栄養士科副学科長