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いちじく

【人類と最も古いかかわりを持つ栽培果物】


 漢字で「無花果」と書くように、花が咲かないのに実がなると思われてきたいちじく。実は果実として食べる部分は、二千個も蜜生した小さな花を支えている花托の部分が肥大したものです。花が、花托の中に閉じ込められているため見えないわけです。
 地上の楽園で禁断の木の実を食べて、裸であることに気づいたアダムとイブが、いちじくの葉で腰を隠したという旧約聖書「創世記」は、あまりにも有名ですが、事実、人間と最も古いかかわりを持つ栽培果実です。
 原産地は、アラビア南部、あるいは小アジアとされ、地中海では紀元前5千年もの昔から栽培されていたといわれています。
 日本へは、16世紀、ポルトガル人によって長崎へ入ったとされています。
 実や枝の切り口からしたたり落ちる乳液には、たんぱく質を分解するフィシンという酵素が含まれ、ペクチンも豊富です。整腸作用のほか、血圧を下げ、抗ガン作用もあるといわれています。

いちじく



■いちじくのごまクリームかけ■
【材料】
いちじく
白ごまクリーム
 練りごま 100g
 みりん   大さじ1杯
 砂糖    大さじ1杯
 出汁    200ml
 淡口醤油 大さじ1杯
 生クリーム大さじ1杯
セルフィーユ
【作り方】
  1. いちじくは、皮をむき、縦に4つ切りにする。
  2. 白ごまクリームは、すべてを合わせてなめらかになるまですり混ぜる。
  3. 1.を器に広げて盛り、2.をかけ、仕上げる。飾りにセルフィーユをのせる。



■いちじくジャム■
【材料】
いちじく(約6個)500g
砂糖       60g
【作り方】
  1. いちじくの皮をむき、縦に4つに切り、鍋に入れ、砂糖を加えて煮ていく。
  2. ときどき混ぜながら、ややゆるめにトロリと仕上げるとよい。

いちじくジャム


調理師科・・・柏木 直樹
参考文献・・・朝日新聞社「食材のレッスン」